「暮らしのお役立ち情報」

HOME > 暮らしの「お役立ち情報」 > シックハウス症候群になりやすい人とは?原因・症状・新築での対策を解説

シックハウス症候群になりやすい人とは?原因・症状・新築での対策を解説

2026-05-26

新築住宅への入居を控えている方の中には、「シックハウス症候群が心配」「家族の健康に影響はないのか」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。シックハウス症候群は、室内の空気環境や建材、換気不足などが関係して起こることがある健康トラブルです。この記事では、原因や症状、なりやすい人の特徴、新築住宅で気をつけたい対策、空気清浄機の役割まで解説します。

シックハウス症候群とは?原因と特徴を理解する

シックハウス症候群は、住まいの室内環境が原因となって体調不良を感じる状態を指します。まずは、どのような原因が考えられるのかを整理しておきましょう。

シックハウス症候群の概要

シックハウス症候群とは、住宅内の空気環境によって、目や鼻、喉、皮膚、体調などに不調が出る状態をいいます。症状の出方には個人差があり、同じ家に住んでいても不調を感じる人と感じない人がいます。新築住宅やリフォーム後の住まいで話題になることが多いですが、新築だけで起こるものではありません。換気不足や湿気、化学物質やにおいがこもりやすい環境でも、不調につながる可能性があります。

原因となる物質や環境

原因としては、建材や接着剤、塗料、家具などから発生する化学物質が挙げられます。代表的なものとして、ホルムアルデヒドや揮発性有機化合物などが知られています。また、化学物質だけでなく、換気不足、湿気、カビ、ダニ、ほこりなども室内環境を悪化させる原因になります。空気の流れが悪い状態が続くと、においや湿気がこもりやすくなります。

新築住宅との関係

新築住宅では、建材や内装材、家具などが新しいため、入居直後に特有のにおいを感じることがあります。すべてがシックハウス症候群につながるわけではありませんが、においが強い、換気が不足している、室内に長時間いると体調が悪くなる場合は注意が必要です。入居前後からこまめに換気を行い、室内の空気を入れ替えることが大切です。

シックハウス症候群になりやすい人の特徴

シックハウス症候群は、誰にでも起こる可能性があります。ただし、体質や年齢、生活環境によって影響を受けやすい人もいます。

体質や年齢による違い

小さな子どもや高齢者、体調を崩しやすい方は、室内環境の影響を受けやすい場合があります。特に子どもは大人よりも体が小さく、床に近い場所で過ごす時間も長いため、空気環境には注意したいところです。また、においに敏感な方や、化学物質に反応しやすい体質の方は、入居直後の新築住宅で不調を感じることがあります。

アレルギーとの関係

アレルギー体質の方は、室内のほこりやカビ、ダニ、化学物質などに反応しやすい場合があります。鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどが出やすい方は、住環境の変化によって症状が強まることもあります。ただし、症状だけでシックハウス症候群と判断することはできません。アレルギーや風邪、別の体調不良が関係している場合もあるため、症状が続くときは医療機関へ相談しましょう。

生活環境の影響

室内で過ごす時間が長い人も、住環境の影響を受けやすくなります。在宅ワークが多い方、小さな子どもと家で過ごす時間が長い家庭、窓を閉め切りがちな家庭では、空気の入れ替えを意識することが重要です。また、家具やカーテン、収納用品などを新しくそろえた場合、それらからにおいが出ることもあります。

シックハウス症候群の主な症状

シックハウス症候群の症状は人によって異なります。原因が住まいにあるかどうかを判断するためにも、起こりやすい不調を知っておきましょう。

身体に現れやすい症状

見られることがある症状には、目のかゆみ、鼻水、喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気、皮膚のかゆみなどがあります。室内にいると不調を感じ、外に出ると軽くなるような場合は、室内環境が関係している可能性も考えられます。ただし、これらの症状は他の病気やアレルギーでも起こることがあります。自己判断で済ませず、症状が続く場合は医師へ相談しましょう。

症状が出やすい環境

症状が出やすい環境としては、換気が不十分な部屋、においがこもる部屋、湿気が多い部屋などが挙げられます。新築直後の住宅で窓を閉め切って過ごすと、室内の空気が入れ替わりにくくなります。また、梅雨時期や冬場など、窓を開ける機会が少ない季節も注意が必要です。

注意したいサイン

家の中にいると目や喉が刺激される、特定の部屋に入ると頭痛がする、入居後から体調不良が続いているといった場合は、室内環境を見直すサインかもしれません。家族の中で複数人が似た症状を感じている場合は、換気やにおいの原因を確認してみましょう。

新築住宅ではいつまで注意が必要?

新築住宅では、入居直後から一定期間、空気環境に注意することが大切です。期間は住まいの状況や換気の仕方によって変わります。

入居直後の注意点

入居直後は、建材や内装材、家具などのにおいを感じやすい時期です。引き渡し後すぐに生活を始める場合は、こまめに窓を開けたり、換気設備を使ったりして空気を入れ替えましょう。収納内部や家具の中は空気がこもりやすいため、扉を開けて換気することも有効です。においが強い部屋では、長時間過ごしすぎないようにするなど、無理のない範囲で対策を取りましょう。

換気が重要な理由

換気は、室内にこもったにおいや化学物質、湿気を外へ逃がすために重要です。新築住宅では、24時間換気システムが設けられていることが一般的ですが、正しく使われていなければ十分に機能しません。給気口を閉じたままにしている、換気扇を止めている、フィルターが汚れているといった状態では、空気の入れ替えが不十分になる場合があります。

時間経過による変化

新築特有のにおいは、時間の経過とともに弱まっていくことが一般的です。ただし、どのくらいで気にならなくなるかは、建材、家具、換気状況、季節によって異なります。「新築だからしばらく我慢すればよい」と考えるのではなく、入居後しばらくは意識的に換気を続けることが大切です。

シックハウス症候群の対策方法

シックハウス症候群を防ぐためには、室内の空気をきれいに保つことが大切です。日常的にできる対策を取り入れましょう。

換気を意識する

最も基本的な対策は換気です。窓を開けて空気を入れ替えるだけでなく、24時間換気システムを適切に使うことが大切です。給気口や換気扇をふさがないようにし、フィルターも定期的に掃除しましょう。収納や個室など空気がこもりやすい場所も、定期的に扉を開けて空気を通すと安心です。

室内環境を整える

湿気が多いとカビやダニが発生しやすくなるため、湿度管理も重要です。洗濯物の室内干しや加湿器の使いすぎに注意し、必要に応じて除湿を行いましょう。掃除をこまめに行い、ほこりをためないことも大切です。床や家具の上だけでなく、換気口やエアコンのフィルターも定期的に確認すると、空気環境を清潔に保ちやすくなります。

家具や建材選びの考え方

新築時だけでなく、家具やカーテン、収納用品を新しく購入する際にも注意が必要です。においが強いものは、使用前に風通しのよい場所でしばらく換気するなどの工夫をしましょう。家づくりでは、建材や内装材の選び方も大切です。室内環境への配慮がされた素材を選ぶことは、健康的な住まいづくりにつながります。

空気清浄機は効果がある?

空気清浄機は、室内の空気環境を整える補助として役立つ場合があります。ただし、換気の代わりになるわけではありません。

空気清浄機の役割

空気清浄機は、室内のほこりや花粉、においの一部を軽減する目的で使われます。機種によって対応できる物質や性能は異なるため、目的に合わせて選ぶことが大切です。シックハウス症候群が心配な場合も、空気清浄機だけに頼るのではなく、換気や室内環境の見直しと合わせて活用しましょう。

換気との違い

換気は、室内の空気を外の空気と入れ替えることです。一方、空気清浄機は室内の空気を循環させながら汚れを取り除く設備です。においや化学物質がこもる場合は、まず換気で外へ逃がすことが基本です。そのうえで空気清浄機を併用すると、快適な空気環境を保ちやすくなります。

上手な活用方法

空気清浄機を使う場合は、部屋の広さに合った機種を選び、フィルターを定期的に交換・掃除することが大切です。フィルターが汚れたままでは、本来の性能を発揮しにくくなります。また、空気の流れを妨げない場所に置くこともポイントです。

シックハウス症候群の治し方と相談先

シックハウス症候群が疑われる場合は、症状を我慢し続けず、早めに対応することが大切です。

症状を感じたときの対応

室内にいると体調が悪くなる場合は、まず換気を行い、可能であれば一度その場所を離れて様子を見ましょう。特定の部屋や家具の近くで症状が出る場合は、原因になりそうなものを確認することも大切です。においが強い家具や用品がある場合は、しばらく換気したり、別の場所へ移動したりすることで改善する場合があります。

医療機関への相談

頭痛や吐き気、咳、皮膚症状などが続く場合は、医療機関へ相談しましょう。症状だけで原因を判断するのは難しく、アレルギーや別の病気が関係している場合もあります。医師に相談する際は、いつから症状があるのか、どの部屋で出やすいのか、外出すると軽くなるのかなどを整理しておくと伝えやすくなります。

住環境を見直す重要性

症状への対応と同時に、住環境を見直すことも重要です。換気設備が正しく使えているか、湿気やカビが発生していないか、においの強い家具や用品がないかを確認しましょう。必要に応じて、住宅会社や専門業者に相談し、室内環境の改善方法を確認することも大切です。

YKHOMEの家づくりと室内環境への考え方

健康的に暮らせる住まいを考えるうえで、空気環境への配慮は欠かせません。YKHOMEでは、デザイン性だけでなく、暮らしやすさを考えた住まいづくりを大切にしています。

建築家とつくる家

YKHOMEでは、「建築家とつくる家」をコンセプトに、家族の暮らし方や敷地条件に合わせた住まいづくりを行っています。見た目のデザインだけでなく、毎日を快適に過ごせる空間づくりを重視しています。室内環境も、家族が長く安心して暮らすために考えたい要素のひとつです。

快適な空気環境への配慮

快適な空気環境をつくるには、換気や湿度管理、素材選びなどを総合的に考える必要があります。特に新築住宅では、入居後の換気や住まい方も室内環境に影響します。家づくりの段階から空気の流れを意識しておくことで、暮らし始めてからの快適性につながります。

暮らしやすさを考えた設計

住まいは、見た目だけでなく、家族が毎日健やかに過ごせることも大切です。窓の配置や換気、収納、家事動線などを暮らしに合わせて考えることで、室内環境を整えやすくなります。YKHOMEでは、建築家と一緒に、デザインと暮らしやすさのバランスを考えた住まいづくりを行っています。

まとめ:シックハウス症候群は住環境への配慮が重要

シックハウス症候群は、建材や家具から発生する化学物質、換気不足、湿気、カビ、ほこりなど、さまざまな要因が関係して起こることがあります。特に新築住宅では、入居直後からしばらくの間、換気や室内環境に注意することが大切です。

なりやすい人には個人差があり、小さな子どもや高齢者、アレルギー体質の方、においに敏感な方は特に注意したいところです。症状が続く場合は自己判断せず、医療機関へ相談しましょう。

健康的な住まいづくりには、デザインだけでなく、空気環境や暮らし方への配慮も欠かせません。YKHOMEのように建築家と一緒に住まい全体を考えることで、家族が安心して暮らせる空間づくりにつながります。