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スキップフロアのある家|平屋との違い・固定資産税・老後の注意点【YK HOME】

2026-02-26

注文住宅を検討していると、「スキップフロア」という言葉を目にする機会が増えてきます。

床を半階ずつずらして構成することで、限られた床面積でも空間に広がりや奥行きを持たせられる点が魅力とされ、「おしゃれ」「開放的」といったイメージを持つ人も多い間取りです。

一方で、スキップフロアは設計次第で満足度が大きく変わる間取りでもあります。

「実際には使わなくなった」「老後に段差が不安」「冷暖房が効きにくいのでは」といった声もあり、見た目の印象だけで決めてしまうと後悔につながる可能性があります。

この記事では、スキップフロアの基本的な考え方から、メリット・デメリット、平屋との違い、固定資産税の扱い、老後を見据えた注意点までを整理し、自分たちの暮らしに本当に合うかを判断するための材料をお伝えします。

スキップフロアとは?|基本の考え方

スキップフロアとは、同じ階の中で床の高さを半階ずつずらして構成する間取りのことです。

完全に上下階を分ける2階建てとは異なり、空間同士が視覚的・空気的につながる点が特徴です。

スキップフロアの定義

スキップフロアは、数段の階段によって空間をつなぎながら、床レベルを変化させる設計手法です。

これにより、天井高や視線に変化が生まれ、同じ延床面積でも立体的で奥行きのある空間になります。「面積を増やす」のではなく、「空間の使い方を工夫する」間取りといえます。

中二階・ロフトとの違い

中二階やロフトは、収納や簡易的な居場所として使われることが多く、生活の主動線から外れるケースも少なくありません。

一方、スキップフロアはリビングやダイニングと連続した位置に配置されることが多く、日常的に使う空間として計画されます。この違いを理解せずに採用すると、使いにくさを感じやすくなります。

なぜ人気があるのか

限られた敷地条件でも空間を有効に使えること、視線が抜けて開放感を得やすいことが人気の理由です。

また、平屋ほど単調にしたくない、2階建てほど上下を分けたくないという要望にも応えやすく、デザイン性と機能性の両立を求める人に選ばれています。

スキップフロアのメリット

スキップフロアの魅力は、見た目のおしゃれさだけではありません。暮らし方に合えば、日常の快適さを高める要素にもなります。

床面積以上に広く感じる

床の高さが変わることで、視線が上下に抜け、実際の床面積以上の広がりを感じやすくなります。

壁で仕切らない分、空間の連続性が生まれ、圧迫感を抑えられる点もメリットです。

家族の気配を感じやすい

空間が緩やかにつながるため、完全に個室化せず、家族の存在を感じやすくなります。

子どもが遊んでいる様子や、家族がそれぞれ過ごしている気配を自然に把握できる点を魅力に感じる人もいます。

収納や多目的空間として使える

スキップフロア下を収納にしたり、ワークスペースや趣味スペースとして使ったりと、多用途に活用しやすい点も特徴です。

将来的に用途を変えられる柔軟性があるかどうかは、設計段階での工夫が大きく影響します。

スキップフロアのデメリット

一方で、スキップフロアには注意すべき点もあります。暮らしとの相性を見極めないと、負担に感じる可能性があります。

階段・段差が増える

スキップフロアは構造上、どうしても段差が増えます。日常的な上り下りが苦にならないか、将来も無理なく使えるかを考えることが大切です。

冷暖房効率への影響

上下に空間がつながることで、冷暖房の効率が落ちやすくなる場合があります。

断熱・気密性能を前提とした設計でないと、快適性に差が出やすくなります。

設計次第で使いにくくなる

用途が曖昧なまま作ると、「なんとなくあるけれど使わない空間」になりがちです。生活動線や使う頻度を具体的に想定することが重要です。

スキップフロアで後悔しやすいポイント

実際に後悔の声が出やすいポイントには、共通する傾向があります。

想定より使わなくなった

完成当初は書斎や子どもの遊び場として活躍していても、ライフスタイルの変化で使われなくなるケースがあります。

用途を一つに限定せず、将来別の使い方ができる余地を残しておくことが大切です。

音・視線が気になる

上下がつながることで、音が響きやすく、視線が気になることがあります。プライバシーとのバランスをどう取るかは、事前にしっかり検討すべきポイントです。

将来の暮らしを考えていなかった

若い世代には魅力的でも、年齢を重ねると段差が負担になる可能性があります。「今だけ」ではなく、「10年後・20年後」を想像する視点が欠かせません。

平屋とスキップフロアの違い・相性

スキップフロアは、平屋と比較して検討されることが多い間取りです。

平屋にスキップフロアを取り入れるケース

平屋をベースに、一部にスキップフロアを設けることで、立体感と変化を加えることができます。

平屋の暮らしやすさを残しつつ、空間にアクセントを持たせたい場合に選ばれます。

2階建てとの考え方の違い

2階建ては上下階が明確に分かれますが、スキップフロアは空間が連続します。

家族の距離感や生活スタイルによって、向き不向きが分かれます。

敷地条件との関係

敷地の広さや形状、高低差によって適した間取りは異なります。

敷地条件を無視したスキップフロアは、使いにくさにつながることがあります。

固定資産税はどう扱われる?

スキップフロアを検討する際、固定資産税の扱いも確認しておきたいポイントです。

床面積に含まれるケース

天井高や用途によっては、床面積として算入される場合があります。結果として、評価額に影響する可能性があります。

天井高・用途による違い

一定以上の天井高がある場合や、居室として使われる場合は、課税対象になるケースが一般的です。収納扱いになるかどうかも判断材料になります。

事前に確認すべきポイント

設計段階で、法的な扱いや税制について確認しておくことで、後からの不安を減らせます。

老後を見据えたスキップフロアの考え方

スキップフロアは、老後の暮らしを想定したときに注意が必要な間取りです。

段差が負担になる可能性

年齢とともに、段差の上り下りが負担になることがあります。

将来使わなくなる可能性も含めて考える必要があります。

将来使わなくなる空間の扱い

使われなくなった空間をどうするか、あらかじめ想定しておくと安心です。

収納や別用途に転用できる設計が有効です。

可変性を持たせる設計の重要性

用途を固定せず、暮らしに合わせて変えられる柔軟性が、長く住み続けるうえでのポイントになります。

YK HOMEの家づくりとスキップフロア

鑓水建設(YK HOME)では、スキップフロアを「流行の間取り」としてではなく、暮らしに合うかどうかを重視して提案しています。

建築家とつくる家だからできる立体設計

建築家との対話を重ね、空間の高さやつながりを丁寧に検討します。見た目だけでなく、使い続けられるかどうかを大切にしています。

暮らし方から考える空間提案

家族構成や生活リズム、将来像を起点に、本当に必要かを一緒に考えます。スキップフロアありきの提案は行いません。

将来を見据えた設計サポート

長期的に安心して暮らせる住まいを前提に、無理のない設計を心がけています。

まとめ|スキップフロアは「暮らし方次第」で価値が変わる

メリット・デメリットを理解することが重要

スキップフロアは魅力的な間取りですが、万人向けではありません。自分たちの暮らしに合うかを冷静に判断することが大切です。

迷ったらプロと一緒に検討する

敷地条件や将来像を含めて相談することで、後悔のない選択につながります。