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住宅ローンとは?金利・控除・減税から確定申告まで基礎を解説【YK HOME】

2025-12-22

家づくりを考え始めると、多くの人が最初に向き合うことになるのが「住宅ローン」です。住宅は人生で最も大きな買い物の一つであり、ほとんどの家庭にとって現金一括での購入は現実的ではありません。そのため、住宅ローンを利用すること自体はごく一般的な選択です。

一方で、「金利って何?」「変動金利は危ないの?」「控除や減税はどこまで期待できる?」「確定申告は難しそう…」と、専門用語や制度の多さに不安を感じる人も少なくありません。

よく分からないまま話を進めてしまうと、住宅会社の説明を正しく判断できず、必要以上に不安になったり、逆に楽観的になりすぎてしまうこともあります。大切なのは、すべてを完璧に理解することではなく、最低限の仕組みを知ったうえで、自分たちの暮らしに合った判断ができる状態になることです。

本記事では、住宅ローンの基本から金利、控除、確定申告、審査までを順を追って整理し、建築家とつくる家を提供するYK HOMEの視点から、納得感のある資金計画の考え方を解説します。

 

住宅ローンとは?

住宅ローンとは、住宅を取得するために金融機関から借り入れる長期ローンのことです。多くの場合、土地と建物の両方を対象に借り入れを行い、返済期間は20年〜35年といった長期に設定されます。

住宅ローンの特徴は、「長期間・低金利・目的限定」という点にあります。生活費や車のローンとは異なり、住まいという生活の基盤を整えるための資金であるため、比較的低い金利で長期返済が可能な仕組みになっています。

 

住宅ローンが必要になる理由

住宅購入は金額が大きく、将来にわたって使い続ける資産です。住宅ローンを活用することで、現在の収入だけでなく、将来の収入見込みも含めた計画が立てやすくなります。

その一方で、返済が長期に及ぶからこそ、「借りられる金額」ではなく「無理なく返せる金額」を基準に考えることが重要になります。

 

住宅ローンの金利の仕組み

住宅ローンを考えるうえで、金利は返済総額を左右する非常に重要な要素です。金利とは、借りたお金に対して支払う利息の割合であり、返済期間が長い住宅ローンでは、わずかな金利差が将来的に大きな金額差となって表れます。

多くの人は月々の返済額に注目しがちですが、本来は「総返済額でいくらになるか」という視点を持つことが大切です。

 

金利が返済総額に与える影響

仮に借入額や返済期間が同じであっても、金利が0.3%〜0.5%違うだけで、総返済額に数百万円単位の差が生まれることもあります。

短期的な負担の軽さだけで判断せず、長期視点で家計に与える影響を考えることが、後悔しない選択につながります。

 

変動金利とは?特徴と考え方

変動金利は、市場金利の動きに応じて定期的に金利が見直されるタイプの住宅ローンです。一般的に固定金利よりも初期金利が低く設定されており、返済開始当初の負担を抑えやすいという特徴があります。

その一方で、将来の金利上昇リスクを完全に避けることはできません。「今は低いから安心」と短絡的に考えるのではなく、将来の変化も織り込んだ判断が必要です。

 

変動金利を選ぶ際の注意点

変動金利を選ぶ場合は、金利が上昇した場合でも家計が破綻しないかを事前に確認しておくことが重要です。

余裕を持った返済計画を立てることで、変動金利のメリットを活かしつつ、リスクを冷静に受け止めることができます。

 

住宅ローン控除・減税の基本

住宅ローンには、一定条件を満たすことで税負担を軽減できる「住宅ローン控除(減税)」制度があります。これは、年末時点のローン残高に応じて、所得税や住民税の一部が控除される仕組みです。

制度としては魅力的ですが、内容は法改正によって変更される可能性があるため、「控除があるから安心」と思い込みすぎるのは注意が必要です。

 

控除・減税を過度に期待しない理由

住宅ローン控除は、あくまで家づくりを後押しするための制度です。控除額ありきで借入額を増やしてしまうと、返済負担が重くなり、暮らしに余裕がなくなる可能性もあります。

家づくりの目的は、減税を受けることではなく、快適に暮らせる住まいを手に入れることだという視点を忘れないことが大切です。

 

確定申告と年末調整の違い

住宅ローン控除を利用する際、多くの人が戸惑うのが「確定申告」と「年末調整」の違いです。

一般的には、住宅を取得した初年度のみ確定申告が必要となり、2年目以降は勤務先での年末調整で対応できるケースが多くなっています。

 

手続きの流れを簡単に整理

初年度は、金融機関から発行される書類や登記関係の書類を用意し、税務署で確定申告を行います。

翌年以降は、年末調整の際に必要書類を会社へ提出することで、控除が自動的に反映される流れが一般的です。

 

住宅ローンの審査で見られるポイント

住宅ローンの審査は、「落とすため」のものではなく、「無理なく返済できるか」を判断するためのものです。

過度に恐れる必要はありませんが、どのような点が見られるのかを知っておくことで、不安は軽減されます。

 

審査で重視されやすい要素

主に、年収、勤続年数、雇用形態、他の借入状況などが確認されます。これらを総合的に判断し、長期にわたって安定した返済が可能かどうかが見られます。

 

住宅ローンと家づくりは切り離せない

住宅ローンは、家づくりとは別に考えられがちですが、本来は切り離せない関係にあります。ローンの借入可能額を基準に間取りを決めるのではなく、どんな暮らしをしたいかを整理したうえで資金計画を考えることが重要です。

 

建築家と考える資金計画の重要性

建築家と一緒に家づくりを進めることで、間取り・暮らし方・コストを同時に整理できます。

これにより、無理のない返済と満足度の高い住まいの両立がしやすくなります。

 

YK HOMEが考える住宅ローンとの向き合い方

YK HOMEでは、住宅ローンを「家を建てるための条件」ではなく、「理想の暮らしを実現するための手段」と捉えています。

建築家と連携しながら、設計と資金計画を一体で考えることを重視しています。

 

家づくり全体を見据えた提案

目先の金利や控除だけにとらわれず、将来の暮らしや家族構成の変化まで見据えた資金計画を立てることで、長く安心して住める住まいが実現します。

 

まとめ|住宅ローンは「理解して使う」が正解

住宅ローンは、仕組みを知ることで不安を大きく減らすことができます。金利、控除、確定申告、審査といった要素を冷静に整理し、自分たちの暮らしに合った返済計画を立てることが重要です。

YK HOMEでは、家づくりと住宅ローンを切り離さず、建築家とともに納得感のある資金計画をサポートしています。理解したうえで次の一歩に進むことが、後悔しない家づくりへの第一歩となります。